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株安 世界で連鎖 欧米経済を懸念 NY株終値512ドル下落
日経平均一時395円安 アジア、軒並み急落
[日本経済新聞,夕刊,1面]
コメント:米国政府の財政問題が週初に一段落したが、
数日遅れで株式市場への大きな影響が現れた。
木曜日(現地時間)の米国市場で株式が大幅安。
それを受けて、金曜日の日本およびアジア各国の市場も大幅下落。
下げ幅が大きいことから、2008年のリーマンショック以来の危機と報じる向きもある。
米国債の格下げの可能性もくすぶり始めている。
リーマンショックが大クラッシュであったのに比べると、
今起こっている事象はやや捉えどころが無い。
たとえ米国債の格付けが下がったとしても、世界で最高位級であることには変わりない。
しかしながら、2008年以来、新興国の経済拡大もあって、
常に過剰な流動性を供給し続けなければ経済が回らないのではないかといった
兆候もうかがえて、微妙なバランスの上で各国が協調して舵取りをするという、
かつてない経済制御が求められている気はする。
新米商戦スタート 宮崎産、1割高 10年産販売好調続く
[日本経済新聞,夕刊,1面]
コメント:まだ8月になったばかりだが、もう新米が店頭に並び始めたとのこと。
福島県の原発事故の影響が、どの地域の農産物にまで広がっているのか、
消費者の関心はそこにあるが、そのあたりの信頼できる情報はきわめて乏しい。
風説によって消費行動が左右されかねない危うさを感じる。
2010年産の米の在庫の減るスピードが速く、
2011年産の新米の需要も旺盛とのこと。