封印された日本の離島／歴史ミステリー研究会
JR川崎駅から市バスに乗れば、「島」へ行くことは簡単である。 東のほうへ向かい、運河を越えたら、そこは島である。 そこが島であるとは気付かない可能性が高いが。 さらに東へ行くと、今度は、やや長めの海底トンネルを渡ってさらに別の島に達する。 アムステルダムにも、市の北東部の島に新しい住宅地が開発されているが、 ここも、徒歩やバスで行ける島である。 これらの島に行くと、島の定義って何だろう、と考え込んでしまう。
この本「封印された日本の離島」によると、 日本には６８５２個の島があり、そのうち、人が住んでいるのは、わずかに２６０程。 つまり、圧倒的に無人島のほうが多い。この値はちょっと意外。 今はもう有名になった軍艦島のこととか、女人禁制の島とか、 島外から持ち込まれたヤギが増殖して自然を破壊していることとか、 １年に３日間だけしか姿を現さない島のこととか、 南大東島は世界的に見ても珍しい「洋島」であることとか、 不思議なことのことが書かれており、 思わず訪問したくなってしまう。
