メディア 拾い読み 2011年07月31日(日)

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* 記事

想定レート80円 大勢に 過去最高水準 企業、円高定着に備え  [日本経済新聞,1面]

 コメント:日本円のみが突出して高くなっているというよりは、 米ドルのみが突出して安くなっているといったほうが良い状況。 日本企業全体としても、かつてほどの米国依存ではなく、 新興国にシフトしつつある状況の中で、この円高ドル安は、どう効いてくるか。

後発薬 価格下げ 来年度、新薬の6割程度 厚労省  [日本経済新聞,1面]

[けいざい解読 編集委員 太田泰彦] リスク確率論 軽視の代償  [日本経済新聞,経済面]

 コメント:原発事故と絡めて確率論について論じている。 しかし、新聞やテレビの記者等も含めて、 世界を確率事象としてきちんと捉えられている人がどれほど存在しているのか。 メディアの側から、まず、認識を改める必要があるのではないかと思った。

「大統領令」発動案が浮上 米債務問題 段階引き上げ巡り攻防  米株、一段安の懸念 「格下げ回避」の声多く  [日本経済新聞,国際面]

 コメント:与野党の攻防は、平行線と伝えられている。 土壇場での妥協はあるのか。 ところで、この大統領令とは、法的にどういう位置づけのものなのか。 案として急浮上したということは、逆に言うと、今までは選択肢に入ってなかったのか。 米国企業の株が仮に安くなったとして、それは、企業価値実態を反映するものでは ないと考えてよいのか。いろいろと思考してみる。

東アジア 地場SNSが健闘 フェイスブックに対抗  [日本経済新聞,企業面]

 コメント:「地場」という言葉が、こういう国際的意味づけで使われる ようになったのは、以前からそうなのか、最近のことなのか。

検証 東西にみる節電事情  関東 非常時乗り越え「定着」  関西 議論百出、足並み微妙  [日本経済新聞,レビュー&プレビュー面]

 コメント:関東地区は、直接的に今回の震災を経験し、地震直後の時期の 計画停電も経験しているため、人々が節電やむなしと考えている。 その他の地域にとっては、原発停止や節電は、自らの問題として捉えにくいものか。 そうだとしても不思議はないとは思われる。

* インターネット

ふかわりょうが韓流報道に苦言「企業広告なら良いが、流行が日常の現象にあるかのような放送は問題がある」

 [痛いニュース]
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1648824.html
 コメント:ふかわりょう氏の発言を抜粋すると、 「自分の店を経営して友達に来てもらい、ブログに美味しいって紹介してという行為は基本的にはだめだが、同情の余地はある  それを過激に拡大させたのが今の韓流ブームで、企業広告としてそれを紹介するのがよいが、 流行が日常の現象にあるかのような放送のされ方は問題がある」
要するに「広告は広告であることを明確にしろ」と言っているとしたら、極めてまとも。 日本以外の国でも、お金をもらってメッセージを流すときは、そのお金をもらっている ということを明確に(つまり、広告は広告であることを明確に)するというのが、 メディアの倫理として存在しているように思われる。 先日の高岡氏の発言といい、このふかわ氏の発言といい、 そういう倫理観に基づいていると推察される。
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